患者さんの「ありがとう」が技工士のやりがい
現場で経験を重ねるごとに、歯科技工士としてのやりがいや魅力を感じる部分も変化。「若い頃はラボ内での評価が全てで、自分の作った技工物が先輩に褒められるとうれしかった。けれど徐々に技工物の先にあるドクターや患者さんに目が向くようになったんです」。しかし、技工士は直接患者さんの反応を見る機会が少ない仕事です。「直接反応が届けばモチベーションアップにつながると考え、4年程前から歯科医院へ出向き、技工物のセットに立ち会うシステムを作りました。外に出ることで効率は下がりますが、長い目で見ればプラスに。患者さんの『ありがとう』や歯科医師からの信頼が技工士のやりがいですから」。 常に『どう改善していくか』を考えるのが槙原さんの信条。歯科技工に訪問歯科サポート事業を加え業務を拡大するとともに、高齢者に食べる喜びと生き甲斐を提供もしてきました。
社員から社長へ
さまざまな実績、仕事に取り組む姿勢が評価され、2004年槙原さんは社長になりました。この時、槙原さんは47歳、六甲歯研は社員数50数名を抱えるまでに成長していました。歯科技工業界は90%がワンマン技工所。そんな中、六甲歯研は、職人のワザを結集した全国有数の大手歯科技工所です。「設備も仕事内容も改善して、もっと働きがいのある職場にしたいです。」と、さらに元気のいいラボを目指し、槙原さんの夢はまだまだ広がります。 六甲歯研、そして業界全体の発展のため、チャレンジし続ける槙原さん。「高齢化社会が歯科技工業界にとって追い風になることは間違いないでしょう。これからは歯科医師・衛生士・技工士が協力して一人の患者さんを囲み試行錯誤した結果、患者さんを満足させられることが理想ですね」。これからの歯科技工士に求められるのは何かという質問には「技術職なので自分を高めるための向上心を持つ事は大切です。でも、キレイに模型上だけ完成させるだけが仕事ではありません。チーム・組織を意識してコミュニケーションをとれることも大事です」と答えてくれました。 あの時、たまたま見かけた新大阪歯科技工士専門学校の看板。そこでたまたま紹介されたスタッフ6名の小さな会社、六甲歯研。これらの出会いが社員50名を抱える大手技工所を引っ張る社長へと導いてくれたのです。槙原さんから見た歯科技工士という仕事について質問すると「技術職なので難しいように思われがちです。しかし、考えようによっては歯の形・配列・咬合を覚えればいいだけなんですよ。センス10%、あとは努力です。努力次第で自分の仕事に大きな付加価値が与えられる仕事です。私は、歯科技工士の仕事を通して、素晴らしい上司に出会い、自分自身が成長できたことに感謝しています。これからは恩返しのつもりで後輩を育て、少しでも業界のお役に立てればと考えています」と力強く語ってくれました。
まきはらよしき
尼崎市立尼崎高等学校出身
新大阪歯科技工士専門学校 歯科技工科 1982年卒業
会社DATA |
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名 称 |
株式会社 六甲歯研 |
創 業 |
1974(昭和49)年 |
設 立 |
1980(昭和55)年 |
代表者 |
代表取締役会長 足立 勝 |
従業員 |
100名(平成18年1月現在) |
所在地 |
〒657-0027 神戸市灘区永手町1-1-187 Tel:078-851-4449 Fax:078-851-7732 e-mail:rdl@mud.biglobe.ne.jp URL:http://www.e-108.com/ |


