政治、経済においても、大きく話題を呼んでいる「少子高齢化問題」や、インプラントやホワイトニングに代表される「審美歯科医療」は、歯科医療業界も例外なく、業界が直面している重要な問題。それらとともに、業界全体が大きな過渡期を迎えています。そして、業界全体では、さまざまな分野で市場拡大があり、人材不足が顕著になってきているのです。

歯科技工士は、たくさんの人たちの笑顔を作り、健康を守る医療技術職。虫歯や歯周病などによって失ってしまった歯を復元したり、一人ひとり違う歯の形や色に合わせた歯をつくるのが主な仕事内容です。歯科技工士がつくり出す歯は、それぞれのすべてが世界に一つしかないオリジナルのもの。現役で活躍する歯科技工士の中には、モノづくりとしての医療職という魅力にとりつかれた方も多くいらっしゃるほど、クリエイティビティにとんだ仕事でもあります。

歯科技工士の免許は厚生労働省所管の国家資格です。
社会的に信頼が保証されているので安心です。

歯科技工士の活躍の場は歯科医院や歯科技工所（ラボラトリー）への就職のみならず、技術と経験を身につけて独立開業することや、アメリカ・ヨーロッパを中心とした海外への就職も可能です。「日本の歯科技工士のレベルは世界一」といわれるほどレベルが高く、世界各国で日本人歯科技工士が活躍しています。

今後本格的に進む高齢化社会に伴った入れ歯の需要や、審美、インプラントなど、白く美しい歯に対するニーズなど、歯科技工士のニーズが高まっています。専門性の高い歯科技工士は一生続けられる仕事。独立開業しやすいだけでなく、女性の場合は結婚や出産といったインターバル後の復職もスムーズです。

歯を失うことで失われる笑顔や楽しい食事。人の健康を作り出す人のためのしごと。 それが歯科技工士という職種です。