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「資格を持つこと」母の教えに従い単身大阪へ |
メーケルブールグ 明美さんはカナダ人のご主人を持つ日本人女性です。明るく清々しい笑顔が印象的で、初対面でも、そうは感じさせないから不思議。まだ旧姓の奥田明美さんだったころ、彼女は歯科技工士を目指し、単身大阪へやって来ました。歯科技工士を目指した理由は、お母様の影響。「子どものころから『資格をとりなさい。女の子でも資格を持っていないとダメだよ』と教えられてきたんです」。
どんな資格がいいのか…特に何も考えていなかった高校時代。「ただ、なんとなく医療系がいいかなぁ」と思っていたとか。
移した明美さん。「最初は怖かったですね(笑)。大阪弁も怖いし、ツッコミも激しくて…」と当時を振り返ります。でも、怖いと感じたのは最初だけ。時が経つにつれ「楽しくて、あっという間の2年間でした」と話します。寮生活もとても楽しくて、「テスト前に一緒に勉強したことが一番の思い出ですね。仲間がいることが心強かった!」と。
楽しかった新大阪を卒業した後は、クリニックに就職。クリニックに決めた理由を尋ねると「最初なので、何がどうなのかもわからないし、あまり深く考えませんでしたね」とニコリ。「楽しくて、あっという間の2年間でした」と話します。寮生活もとても楽しくて、「テスト前に一緒に勉強したことが一番の思い出ですね。仲間がいることが心強かった!」と。 |
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着実にキャリアアップ!
第二ステージに海外を選ぼうとするが・・ |
楽しかった新大阪を卒業した後は、クリニックに就職。クリニックに決めた理由を尋ねると「最初なので、何がどうなのかもわからないし、あまり深く考えませんでしたね」とニコリ。
就職してわずか1年半で、すべてを任されることに。もう1人いた歯科技工士が辞めてしまったのです。ドクターから教わりながら実践で技術を身につけていく毎日。ドクターに勧められ、勉強会にも積極的に参加したそうです。
その後、転職した2軒目のクリニックで先輩ができたそうです。その先輩から「いろいろ吸収させてもらいました。先輩がいると身につくスピードが違うことを実感しました」。明美さんは、技術を磨き、着々とキャリアアップしていきます。
そして就職してから3〜4年経ったころ。「そろそろ次のステップに進みたいと思ったんです。海外で働きたいと思い、ドクターに外で働きたいと思い、ドクターに相談しました」。するとドクターは休暇を取って、海外のラボを見学してきたらいいと知り合いのラボを紹介してくれたそうです。喜んだ明美さんは、さっそく海外へ出発しました。
しかし実際に行ってみると…。
「違うのは場所だけで、日本とあまり変わりがないように感じました。私が想像していたのとは違うなぁって…」。結局海外という目標は消え、その代わりに、英会話を身につけることを決意。英会話スクールへ通うことに。
実はこの決断が明美さんにとって大きな転機となるのでした。 |
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英会話をマスターしたい
この目標が人生を大きく変える! |
明美さんが通い始めた英会話スクールで講師をされていたのが現在のご主人、デレック・メーケルブールグさん。
「スクールに通い始めて3年が過ぎたころから頻繁にお茶や映画に誘われるようになったんです」。それまでも時々誘われたのですが、外国人=フレンドリーで、誰でも気軽に誘うというイメージを持っていた明美さんは「よく誘ってくれるなぁ…暇なんだなぁ…と思っていたそう。そんなある日デレックさんから告白され、驚いた明美さん!
お互いのことをもっと知るために、辞書を片手に(笑)いろんなことを話したそうです。「彼の真面目な性格に惹かれましたね」。お付き合いが始まってから結婚に至るまでは、さほど時間がかからなかったと言います。
正式に結婚が決まると、ご挨拶のためにカナダへ。期間は2週間。「2週間の長期休暇をくださいって、なかなか言い出せないですよね…。それに、結婚後はもう少し早く帰れる職場がよかったので、結婚を機に辞めることにしました」。学校を卒業してから7年間勤めたクリニックを辞める決心をした明美さん。でも、結婚後も歯科技工士を辞めるつもりはなかったそうです。「家にずっといるのは私の性に合わない! 歯科技工士は好きですし、やりがいがあって楽しい仕事です。ずっと続けていきたいと思っています。それに仕事をしている方が輝いていられると思いますし、ね」。 |
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