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すれ違いが続く生活に我慢できなくなったご主人は… |
次はどこで働こうか、と考えている時に勤めていたクリニックのドクターからクリニックを紹介されたそうです。歯科技工士として働くことはもちろん、パートのような感覚で歯科助手の仕事もするという条件。「歯科衛生士や歯科助手がしている仕事の流れを知ることも役に立つと思ったので、お受けしました」。しかし、そこは数ヶ月で辞め、別のクリニックに転職。「やはり私は作るのが好きなんだと実感しました」。
転職先では、結婚しているという理由で最初は残業も免除されていたそうです。「独身のころは経験を積むために残業もこなしていましたが、結婚すると自分一人の生活ではないので、そうもいきませんよね。できるだけ早く帰るようにしていたんですが、とにかく忙しいクリニックだったので残業が増えるようになってしまったんです」。ある日、遅くまで働く明美さんに対してご主人は「僕と仕事、どっちが大事なの?」と言ったそうです。このまま勤めるわけにはいかないと思った明美さんは、さっそく新しい職場探しを始めます。そして紹介してもらったのが、家から歩いて2分のクリニック。「ここなら家のこともできる、夫のケアもできる、自分がしたい歯科技工士の仕事もできる」と転職を決めました。 |
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時間を有効的に使うために新たな職場へ |
平成19年9月から「うかい歯科クリニック」に勤め始めたことでメーケルブールグさんご夫婦の生活は変わりました。
9時に出勤後、13時まで仕事。昼休みの間に自宅へ戻り、その日の夕食を準備します。昼休み終了後の14時30分からが午後の勤務です。20時〜21時に仕事を終え帰宅。夕食をとったり、洗濯したり、テレビを見たりして過ごしていると、23時ごろにご主人が帰宅。ご主人が用意してくれるデザートを食べながら2人の時間を過ごします。これが毎日の流れ。
仕事と家庭を両立させるために必要なものは何ですか?この質問に明美さんは、他人任せに聞こえるかもしれませんがと前置きを添え「夫の理解ですね」と答えてくれました。「疲れている日に『僕が洗い物するよ』と言ってくれたら嬉しい(笑)。家事を私だけがしなくちゃいけないとしんどいですね。でも一緒ならやっていけます。仕事も家庭もチームワークだと思うんです」。仕事も生活も1人でしているわけじゃない。仲間やパートナーを大切にして暮らしていくことが大事なんだと。
早く子どもが欲しいという明美さん。「子育てしながらも働き続けたいですね。部分的に携わるとか、仕事で欲張らず、できる範囲で働いていたい。歯科技工士の仕事につながっていたいです」。
最後に今後の夢について聞くと、「いつかは自分のラボを持ちたいですね。弟も一緒に。あと、カナダにも拠点を持ちたい。夏は気候のいいカナダで、冬は日本で暮らす…そんな生活が夢です」とキラキラした笑顔で答えてくれました。 |
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普通、クリニックは日曜と平日1日の週2日が休めます。明美さんは平日1日の休みを使い、新大阪歯科技工士専門学校の講師をしています。講師をすることで、刺激も受け、自分の勉強にもなるといいます。女子生徒をはじめ、学生から慕われ、よき相談役となっています。 |
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クリニックの昼休みを利用し、一旦帰宅。1時間30分の休憩時間にその日の夕食を準備します。ご主人は夕方スクールから帰宅し1人で食事。明美さんは夜帰宅してから食事をとります。片付けや洗濯、掃除などは夜に行います。
家事は明美さん1人の担当ではなく、ご主人と協力し合っているそうです。 |
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2人とも映画鑑賞が好きなので、休みの日は映画を観に出かけることが多いといいます。また、ブラブラと散歩したり、お茶を楽しんだり、ショッピングに行ったり…。
平日は、夜のデザートタイムだけが2人の時間なので、休日には2人の時間をのんびりと、大切に過ごされているそうです。 |
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