コラム

2023.02.27

歯科技工士の年収は?

歯科技工士を目指すか考える中で、年収が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

せっかく歯科技工士として働くのであれば、希望の年収に近い職場で働きたいと考える方も多いでしょう。

歯科技工士の年収は、都心で働くか地方で働くかでも違いがあり、働くエリアによって、収入に違いが出る可能性があります。

 

そこで、今回は歯科技工士の年収について解説します。平均年収・月収のほか、離職率や、具体的な働き方についても解説します。

 

歯科技工士の平均年収・月収は?

歯科技工士の平均年収はおよそ372万円、アルバイト・パートで時給1,292円です。

正社員に限定して見ると、年収327万円以上が多く、現在の国内の平均年収並の分布に属する状況です。

 

とはいえ、地域で差が生じることもあり、地域によっては年収が400万円弱に及ぶケースも見られます。

歯科技工士の月収の面で見ると、およそ31万円が相場と言われています。

アルバイトやパートでの働き方で見ると、時給は1,292円~1451円と比較的高額な傾向にあるのが魅力です。

 

歯科技工士の離職、実際のところは?

仕事選びをする上で、離職率が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

古いネット情報などで、歯科技工士の離職が多いという噂を見て、実情を知りたいという方もいらっしゃるかもしれません。

 

どの業界でも離職する人がいるように、歯科技工士でも離職をする人がいるのは事実です。

しかし、歯科技工士の離職理由は、業務内容や働き方に関する不満以外の要素も大きいです。

歯科技工士の離職は、スキルアップのためであったり、収入アップのための転職であったりすることが理由として挙げられます。

 

基本的に、歯科技工士は専門職に該当し、手に職が付くためどこの職場でも重宝されるうえに、業務を通してさらなるスキルアップを望めるのが特徴です。

これまで勤務していた職場での経験が評価され、より年収が高い職場へと転職できるケースは決して珍しくありません。

働くにあたって、自分のスキルへの評価を収入につなげていきたいと考えている方にとっては、歯科技工士は魅力的な選択肢となるでしょう。

 

歯科技工士の働き方3選

歯科技工士の就職先は、大きく「デンタル・ラボラトリー(歯科技工所)」「歯科医院」「歯科メーカー」の3つに分けられます。

それぞれの詳しい働き方について、詳しく解説していくので、歯科業界で活躍したい方はぜひ参考にしてみてください。

 

デンタル・ラボラトリー(歯科技工所)

デンタル・ラボラトリー(歯科技工所)とは、歯科医院からの依頼を受けて、口内に使用する物を作る企業です。

具体的には、歯の詰め物やインプラントのほか、入れ歯や矯正器具、ブリッジなど様々です。

依頼主である歯科医院の発注内容に沿って作成していくので、指示通りに設計できる方が求められます。

基本的に、歯科医院で働く場合とは異なり、患者さんと直接やりとりをすることはほぼ無く、裏方のような存在で口内の健康をサポートする役となります。

また、デンタル・ラボラトリーで働く社員のほとんどは歯科技工士なので、同じ職種同士で仕事に関する相談をしたり、先輩・上司からの学びを得たりするチャンスも多いでしょう。

 

歯科医院

歯科技工士の活躍の場として「歯科医院」が挙げられます。

来院した患者さんの口腔状態に合わせて、人工の歯を製作したり、過去に製作した人工の歯の修正やメンテナンスを行ったりするのが主な特徴です。

歯科技工士として歯科医院で働く場合、求められるのは技術だけではなく、患者さんと直接対面してどのような処置を求めているのかのヒアリング能力です。

患者さんのお悩みに寄り添いながら、適切な処置を施すことが、歯科技工士として求められる能力となります。

 

歯科メーカー

歯科技工士の職場の一つとして挙げられるのが、歯科メーカーでの勤務です。

口腔ケアの需要や認知が高まりつつある今、一般企業で口腔ケア関連の商品を取り扱うシーンが増えてきました。

歯科技工士はそういった口腔ケア製品の監修者として活躍したり、歯科業界向けの新製品を開発するうえでのアドバイザーとして意見を挙げることもあります。

また、歯科技工士の知識を活かして、営業職としても働くこともあります。

歯科技工士と聞くと、単純に入れ歯や差し歯などの設計・製造をイメージすることが多いですが、口の中の健康の全般に関わる仕事です。

 

歯科技工士は独立・開業もできる?

歯科技工士には、独立開業権があるため、独立や開業がしやすいという魅力もあります。

歯科技工士は、現在需要が高いことから、そもそも就職しやすいのがメリットです。

歯科医院や歯科技工所などさまざまな場所で働くことができます。

 

需要が高いので、正社員やパート、アルバイトのように雇用されるのではなく、フリーランスとして契約を結ぶことも可能で、現場で必要な経験や知識が身についていることを証明できれば、独立して活躍することも十分可能です。

 

まとめ

歯科技工士としての働き方は、将来性があり収入も安定しやすいことから、近年注目を集めています。

とはいえ、歯科技工士の資格を取得するには、国が定めた資格試験(国家試験)に合格しなければなりません。

信頼できる歯科技工士専門学校などの養成機関で学びを深める必要があります。

 

新大阪歯科技工士専門学校であれば、必要な学習ができるだけでなく、効率よく歯科技工士としての知識や技術を習得できます。

国家試験の合格者数は全国最多で、就職率においても、ほかの専門学校と比べて高い水準を維持しているので、将来性を重視している方にもオススメです。

 

新大阪歯科技工士専門学校 公式ホームページはこちらから